三浦九段の2回目の反論文書全文が公開されました。
一部マスコミにて事実と異なる内容が報道されているため、重要な点についてのみ誤りを指摘しておきたいと思います。
三浦先生からの証言になります。
まず、平成28年10月10日、連盟理事からソフト使用疑惑があるという理由により、翌日に理事などが集まるので将棋会館に来るよう伝えられました。
私は、「渡辺さん(明・竜王)はこれから戦う相手なので呼ばないでください」と伝えました。数日後に竜王戦が控えていたため、私が疑われ、身の潔白を証明する場に渡辺さんが同席していると、対局に差し障りがあると考えたからです。しかし、私の要望に反して翌日の会議の場に渡辺さんは出席していました。
こういう問題は、本来、役員と当事者だけで、議論をすべきだと思うのですが、なぜ、渡辺先生がいるのかが疑問なところです。
次に、平成28年8月頃、三枚堂さん(達也・四段)と将棋の研究を行っていた際に、三枚堂さんがスマートフォンを用いて自宅のパソコンを操作しているのを目にしました。私は、そんなことができるのかと驚き「どうやっているの」と聞きました。彼は、私がパソコンに疎いことを知っていたため、詳しい説明はしませんでした。もちろん、私のスマートフォンに遠隔操作アプリをインストールしたことはありません。
インストールを今までしたことがあるか、ないかは比較的、証明しやすいと思っています。
また、対局中に控え室などでスマートフォンの操作をしたことなどはありません。
もし、これが事実であれば、誰か三浦九段がスマートフォンで操作していたのを見たという証言が欲しいところ。
その証言がない限り、三浦先生への対応がそもそも疑問になるのかなと。
ちなみに、私はスマートフォンの提出を拒否した訳ではありません。そもそも、連盟はスマートフォンのみならずパソコンの提出すら望んでいませんでした。
スマートフォンは、私が日常使用しますし、私の保有するパソコンを調べてもらえば、遠隔操作ソフトなどが導入されていないことは分かってもらえると思っていました。
将棋連盟自身が調査する必要があると個人的には考えています。自らしていないことを証明することほど、難しいものはありません。
本来これらの作業は、疑いをかけた連盟が実施すべきだと思います。
なぜ、私が自らこのようなことを行わざるを得ないのかと思うと悲しくなります。
私は単に今までどおり将棋を指したいだけなのです。
本当にそう思います。もうここまできた以上、徹底的に調べるしかないのではないでしょうか。
PCやスマホで全面的に協力していただければ、調査に関してそこまで難しいものではないと思いますし、すぐに白、黒はっきりすることができると思っています。
調査に協力してあげたい。