【将棋】谷川会長辞任
記者会見を開き、棋士を一時出場停止処分にするなどの将棋ソフトをめぐる混乱について、「対応に不備があったことは大きな責任を感じている」などと述べ、任期の途中で会長を辞任することを正式に表明しました。
これらへの対応がある程度終わったからなのだろうが、こういう結末で、終わってしまうのか。残念なところ。
【将棋連盟】三浦九段スマホ問題の第三者報告書をHP公開
PDFのリンクはこちら
http://www.shogi.or.jp/news/investigative_report_1.pdf
結論としては疑惑の対局に関して、不正をしたという根拠はない。そして、竜王戦など、出場停止は仕方がないという話。
本件対局分析の結果、本件4対局における三浦棋士の指し手等が、三浦棋士が本件4対局において本件不正行為に及んだことの根拠となるとは認められない
そして、三浦九段が竜王戦など出場できなかったのは妥当であると。
理由として4点。
- 本件処分当時、現に三浦棋士に対する本件疑惑が強く存在していた。
- 三浦棋士をそのまま竜王戦七番勝負に出場させることとした場合、大きな混乱が生じる。
- 本件処分当時、時間的な余裕が全くなかった。
- 三浦棋士が自ら一旦竜王戦七番勝負の休場の申し出を行ったことから、三浦棋士が休場の申し出を撤回した時点では、もはや後戻りができなくなっていた。
本件処分当時、現に三浦棋士に対する本件疑惑が強く存在していた。
三浦棋士は、対局中の離席等の行動がきっかけとなり、久保棋士及び渡辺棋士という2人の有力な連盟所属棋士から、本件不正を行っていたとの強い疑念を持たれ、連盟に対する告発まで受けていた。
三浦棋士をそのまま竜王戦七番勝負に出場させることとした場合、大きな混乱が生じる。
連盟や将棋界に対する信頼や権威が大きく傷つくことが容易に想像された点である。
連盟は、本件処分までに、三浦棋士がソフト指しをしているという 疑惑が2016年10月中旬に販売される週刊文春に掲載されるという情報を掴んで おり、このままでは、同月15日から始まる竜王戦七番勝負の開催中に記事が掲載されることを認識していた。
三浦棋士が自ら一旦竜王戦七番勝負の休場の申し出を行ったことから、三浦棋士が休場の申し出を撤回した時点では、もはや後戻りができなくなっていた。
2016年10月11日に三浦棋士から竜王戦七番勝負休場の申し出がな されたため、連盟は、早急に調整に動き、読売新聞社に竜王戦七番勝負の挑戦者 変更について説明して了承を得、丸山棋士にも挑戦者変更の説明をして竜王戦 七番勝負への出場を要請していた。
したがって、三浦棋士が申し出を撤回したからといって、再び挑戦者を三浦棋士に変更して竜王戦七番勝負に出場させることは、時間的にも関係当事者との関係からも、もはや事実上不可能な状況になっていた。
これらに対して
連盟が三浦棋士に対し、竜王戦七番勝負を含むすべての公式戦について2016年12月31日までの出場停止としたことは、その期間及び内容ともに相当な判断であった。
とのこと。
将棋連盟寄りで、三浦九段がかわいそうにしか見えない。処分の妥当性はあったのだろうか。世間から見たら、不正をした棋士と言われ続けられるのかなと。
最後に、調査した委員会の提言として。
幸い連盟の会員は皆将棋を愛し、知力に満ちた人々である。この時代に即して将棋ソフトの正しい位置づけを大いに議論し、将棋の正しい普及と、公式戦の清廉さを守る賢い道を見出してもらいたいと切に願わざるを得ない。
ポエムだな。。。
ちなみにA級の順位戦について。今回の問題の配慮もあり、残留扱いとなりました。
三浦九段は1勝3敗の扱いで今期は残留し、降級は1人と決められた。5回戦以降で三浦九段と対戦が組まれていた棋士は不戦勝となる
王将戦・女流名人戦、それぞれの番勝負開幕。史上最年長対局記録を更新した加藤九段の勝敗は?【1月2日~15日の中継結果まとめ】|将棋コラム|日本将棋連盟より引用。
三浦九段、ファンの前に姿
これからの活躍、期待しています。
この問題、過去に取り上げましたが、あとは、連盟側がきちんと情報をオープンにし、再発防止策をしっかりと取っていただく、連盟側もそれなりの責任を負っていただけたらと思っています。。
【将棋ウォーズ】ゴールド棋神 vs 棋神の動画
【将棋実況Live97】ついに夢の対決!!!☆GOLD棋神 VS 棋神☆【2016/12/11】 - YouTube
全く、人間が勝てる感じがしません。
神と神が戦えば、互いに入玉になるのでしょうか。
気になるところですね。
電王戦合議制マッチ2016 決戦大晦日が面白かった
電王戦合議制マッチ2016 決戦大晦日が面白かった。
プロ3名(森下先生、稲葉先生、斎藤先生)がコンピュータに挑むというもの。
プロがどう考え、手を選ぶのか、話し合いながら進めていくのが面白い。
また3名が一緒に考えることで、つまらないミスがなかったので、最後の最後まで、楽しめた対局になりました。
棋譜の動画はこちら。
改めて、将棋ソフトって、強いというか、強すぎるなと。
コンピュータから人間がいかに学んでいくかが、将棋がうまくなる秘訣なのかもしれません。
第29期竜王戦七番勝負 第4局(棋譜リンクあり)
渡辺明竜王に丸山忠久九段が挑戦する第29期竜王戦七番勝負第4局は、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で11月21、22日(月、火)に行われています。
現在、2勝1敗で丸山九段がリード。
4局目は一手損角換わりとなりました。
棋譜はこちら。
第二期叡王戦 佐藤 天彦 九段 対 丸山 忠久 九段の結果
第二期叡王戦 佐藤 天彦 九段 対 丸山 忠久 九段の試合が本日行われました。
結果、佐藤天彦九段の勝利。
棋譜はこちら。
本日、19:00より、羽生九段(三冠)と佐藤天彦九段(名人)の対局が行われます。
楽しみです。